今日は、8月半ばに体験授業に参加してくれた小学校1年生のMくんの授業の様子をお伝えします。
Mくんとは、2学期以降の授業に備えるべく、夏休み期間中にまずは5コマ、一緒に勉強することになり、8月は残り1コマとなりました。
体験授業の当日は、持ってきてくれた夏休みの宿題ワークのうち、理解が十分ではない引き算を中心にノートに図示しながら算数の問題を一緒に解きました。
その後、Mくん専用の教材を作成して、今は足し算の理解に取り組んでいます。

まずは、足して5になる組み合わせをマスターする為に、5の分解パターンを理解します。

写真のように「5」のマグネットを用意し、左右の丸の中に1〜5までのドットを入れて見せます。それぞれ足して5になるようにもう片方の丸の中にドットを当てはめてもらうゲーム。

5の分解の次は、6の分解、

7の分解、8の分解、9の分解、10の分解まで同じ手順で遊びます。

ゲームをクリアする度に、小さいシールをポイントとしてゲットし、小10枚集めると、大1枚に交換出来るルールにしています。
「小が3枚だから、10枚まではあと残り7枚だ!」と自分から数字を意識してくれます。
大を10枚集めるとさらに「いいこと」が待ってるよ〜。と言うと、一生懸命問題を解いてくれるMくん。集中力が切れそうになった時も、「この問題はシール問題にしよう!」と言って促します。

こんなプリントを使って数の分解を意識させるのもいいと思います。左の黒丸を線で囲って2つに分け、四角欄に囲った黒丸の数を書き入れていくプリントです。
2学期からは繰り上がりの足し算、繰り下がりの引き算が始まります。保護者の方には焦る気持ちもあると思いますが、Mくんのペースで少しずつ着実に理解が進んでいるので、勉強が嫌になってしまわないよう、楽しく授業を続けて行きたいと思っています。
次回は授業で使用している教材の作り方をご紹介します。とても簡単に作れて色々な応用が出来るので、数字を可視化した方が理解が進む子がいらっしゃる場合、ぜひご家庭でも作って活用していただきたいです。
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